人事・会社の「伝え方」設計士、東 大悟です。
「いい会社なのに伝わっていない」を、伝え方から激変させる。
そんな仕事をしています。
突然ですが、採用に困ったとき、最初に何を変えますか?
- 「採用サイトをリニューアルしよう」
- 「SNSを始めた方がいいんじゃないか」
- 「会社紹介の動画を作ろう」
- 「会社説明会の資料が古いから、PowerPointを作り直そう」
どれも、間違いではありません。
でも私は、その前にやることがあると考えています。
なぜなら、採用サイトも、SNSも、動画も、会社説明会の資料も、すべて「伝えるためのツール」だからです。
ツールを変える前に、そもそも、あなたの会社は「何をどう伝えるか」が決まっていますか?ここを考える必要があります。
面接で、あなたの会社をちゃんと説明できていますか?
「うちは会社説明会なんてやっていないから関係ない」
そう思った経営者の方もいるかもしれません。
では、一つ質問です。
面接はしていますか?
おそらく、多くの会社が「YES」だと思います。
その面接で⋯
- 自分たちがどんな会社なのか。
- どんな仕事をしているのか。
- なぜ、その仕事をしているのか。
- どんな人たちが働いているのか。
- 入社したら、どんな仕事をすることになるのか。
そうしたことを、求職者にどう伝えていますか?
- 社長が面接すると伝わる。
- でも、採用担当者が面接すると少し違う。
- 担当者によって話す内容が違う。
- 聞かれたことには答えるけれど、こちらから何を伝えるかは特に決まっていない。
もしそうなっているとしたら、問題は「面接が上手い・下手」だけではありません。
会社の「伝え方」が設計されていない可能性があります。
100万円かけたパンフレットでも、成果は同じにならなかった
これは、私自身が過去に経験したことでもあります。
かつて私が関わっていたある会社で、営業ツールとして100万円近い予算をかけてパンフレットを制作しました。
デザイナーに依頼し、コピーライターに文章を磨いてもらい、印刷会社に高品質な紙を選んでもらう。
完成したパンフレットを見たとき、
「これは売れる」
そう思えるほど、素晴らしい仕上がりでした。
ところが、実際に使い始めると不思議なことが起こります。
そのパンフレットを使って成果を出す営業担当者と、成果がほとんど変わらない営業担当者に分かれたのです。
使っているパンフレットは同じです。
では、何が違ったのでしょうか?
どのタイミングで見せるのか。
どの流れでページをめくるのか。
そのページを見せながら、何を話すのか。
どういう言葉と組み合わせて届けるのか。
つまり、
「何を作るか」は考えていたけれど、「どう伝えるか」までは設計されていなかった。
だから、最後は使う人の能力に委ねられていたのです。
私は、この経験から強く感じるようになりました。
ツールから作り始めてはいけない。
先に「伝え方」が必要なのです。
採用サイト、SNS、動画、資料。全部同じです
採用の現場でも、同じことが起きます。
- 学生や求職者が集まらない。
- →だから採用サイトを新しくする。
- 若い人に会社を知ってもらえていない。
- →だからSNSを始める。
- 会社の魅力が伝わらない。
- →だから動画を作る。
- 会社説明会の反応が悪い。
- →だからスライドをきれいにする。
もちろん、それぞれのツールを改善することは必要です。
問題は、
その前に「何を伝えるのか」が決まっているか。
です。
たとえば⋯
- 採用サイトでは「成長できる会社」と言っている。
- SNSでは「社員同士の仲の良さ」を発信している。
- 動画では社長が「技術力」を語っている。
- 面接では担当者が「福利厚生」を説明している。
- 会社説明会では会社概要から順番に説明している。
一つひとつは間違っていない。
でも、それぞれを別々に作っていたら、
結局、この会社はどんな会社なのか。
が伝わりにくくなります。
だから、サイトを作る前に。
SNSを始める前に。
動画を撮る前に。
資料を作る前に。
そして、面接の場に座る前に⋯
「私たちは、誰に、何を、どんな順番で伝えるのか」
を考える必要があります。
これが、私の考える
人事・会社の「伝え方」の設計です。
「うちは働きやすい会社です」で、本当に伝わるのか
採用の現場では、こんな言葉をよく耳にします。
「うちは働きやすい会社です」
「福利厚生が充実しています」
「若い社員が活躍しています」
「風通しのいい会社です」
もちろん、嘘を言っているわけではありません。
会社としては、どれも伝えたい情報でしょう。
でも、それを並べれば会社の魅力が伝わるかというと、私はそうは考えていません。
会社が言いたいことと、相手が知りたいことは、必ずしも同じではないからです。
たとえば会社説明会であれば、私は、
会社が言いたい順番ではなく、学生が知りたい順番で構成する
ことを大切にしています。
「この仕事、自分に向いているのかな」
「どんな人が働いているんだろう」
「ここで自分は成長できるのだろうか」
学生の頭の中には、さまざまな問いがあります。
そこを無視して⋯
会社概要。
沿革。
事業内容。
福利厚生。
募集要項⋯
と、会社が用意した情報を順番に並べても、必ずしも相手の心は動きません。
これは会社説明会だけではありません。
面接でも、採用サイトでも、SNSでも、動画でも同じです。
「こちらが何を言いたいか」だけではなく、「相手にどう届くか」まで考える。
だから「伝え方」の設計が必要なのです。
私はプレゼンを「構成50・話し方30・魅せ方20」で考えています
私は、プレゼンを大きく3つに分けて考えています。
構成 50%
話し方 30%
魅せ方 20%
資料がいらないという話ではありません。
むしろ、資料は魅せ方の一つです。
ただ、順番があります。
まず、
何を、どんな順番で伝えるのか。
構成を作る。
そして、
どんな声で話すのか。
どこで間を取るのか。
どんな熱量で届けるのか。
話し方を考える。
そのうえで、
何を見せれば、より伝わるのか。
資料を作る。
ところが会社説明会を改善するとき、最初にPowerPointを開いてしまう会社は少なくありません。
これは、私からすると順番が逆です。
資料を作ってから、何を話すかを考えるのではない。
何をどう伝えるかを決めてから、それを伝えるための資料を作る。
この順番です。
伝え方を先に決めれば、ツールが一本につながる
先ほど⋯
採用サイト。
SNS。
動画。
面接。
会社説明会。
といったものを挙げました。
私は、これらを別々のものとして考える必要はないと思っています。
先に、
「この会社の何を、誰に、どう伝えるのか」
が決まっていればいいからです。
その設計を、
採用サイトなら採用サイトという形で伝える。
SNSならSNSという形で伝える。
動画なら動画で伝える。
面接なら、人が言葉で伝える。
会社説明会なら、構成・話し方・資料を組み合わせて伝える。
使うツールは違っても、その根っこにあるものは同じです。
逆に根っこがないまま、それぞれのツールを別々に作れば、会社の伝え方もバラバラになっていきます。
だから私は、
ツールを作る前に、会社の「伝え方」を設計する。
という順番を大切にしています。
会社の情報を変えずに、インターンシップ参加者が2名から16名になった
実際に、私が関わった企業で、
インターンシップの参加者が2名から16名になった事例があります。
8倍です。
このとき、会社そのものが突然変わったわけではありません。
新しい福利厚生制度を作ったわけでもありません。
事業内容を変えたわけでもありません。
会社が持っている情報は同じです。
変えたのは、
構成、話し方、スライドの見せ方。
つまり、「伝え方」です。
いい会社を、新しく作ったのではありません。
すでにそこにあった会社の魅力が、相手に届くようにした。
私は、ここに大きな可能性があると思っています。
「いい会社なのに伝わっていない」をなくしたい
採用に困っている会社を見ると、
「魅力がない会社だから人が来ない」
とは限らないと感じます。
いい仕事をしている。
社員を大切にしている。
技術もある。
お客様からも評価されている。
社長にも想いがある。
でも、
それが求職者に伝わっていない。
そして、伝わっていないから、
「採用サイトを変えよう」
「SNSを始めよう」
「動画を作ろう」
「説明会資料を新しくしよう」
とツールを変えていく。
その前に、やることがあります。
あなたの会社は、何を伝える会社なのか。
誰に、何を、どんな順番で伝えるのか。
そして、それは相手に届く伝え方になっているのか。
まず、ここを設計する。
私はこれから、
人事・会社の「伝え方」設計士
として、この部分により深く関わっていきます。
会社説明会だけではありません。
面接も、採用サイトも、SNSも、動画も。
そして、人事に関わること、会社が人に伝えなければならないこと。
ツールを作る前に、「伝え方」を考える。
「いい会社なのに伝わっていない」を、伝え方から激変させる。
そのための「人事・会社の『伝え方』」を、これからこのサイトでもお伝えしていきます。
より詳しくご相談したい方は、公式LINEからお待ちしています。
https://line.me/R/ti/p/@323jpxjh?ts=06111523
具体的な日程調整はこちらから可能です。
https://app.spirinc.com/patterns/availability-sharing/G27mV0S3PwTaoVMtkj-17/confirm
会社説明を一人で考えるな!を説明した記事です。ご覧ください。
https://dramatic-presentation.com/internship-applications-company-presentation/


