- あなたのプレゼンをドンドンお客様を引き寄せるプレゼンに!
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プレゼンプロデューサーの東 大悟(ひがし だいご)です。
目次
滑舌が悪くて、原因が何か、悩んでいるあなたへ
元ラジオアナウンサーなので、滑舌にはうるさいです。今でも毎朝、滑舌トレーニングをしています。プレゼンセミナーの当日の朝なんかは、入念にやっています。相手に正確に、言葉を噛むことなく、しっかりと伝えるために……
「んなこと、あなたは、出来なくてもいいんです!!」
元アナウンサーがこんなこと言ったら怒られますが^^;
でも、こう見えて(?見た目通り?)私は、当時よく噛むアナウンサーで有名でした。いわゆる「DTK」(大事な所で噛む)アナウンサー。でも私は、仕事で伝える以上、しっかりと訓練はしようと今でも練習を続けているわけです。
ただし、あなたはそこまでやる必要はありません!
なぜか…。
それは「滑舌」より大切なものがあるからです。それは「想い」。
その「想い」「情熱」をどれだけ、語ることが出来るかが大切。少々噛んでも誰も気にしませんよ。(アナウンサーは別です(笑))
でも、噛むと恥ずかしい…とか、大事なプレゼンなのに鼻が詰まったとか、よく声がこもっていると言われるからなんとかしたい!という人のために簡単に出来るトレーニング方法をお伝えします。やっぱり、最初で噛んだり、鼻声だったり、声がこもっていたりしたら説得力に影響してきますもんね。
聴き手からしても、「なんか聞き取りにくい」と思った瞬間に、内容が入ってこなくなるケースもあります!なので!一緒に滑舌トレーニングしていきましょう!
すぐに出来る噛まない魔法の言葉は…
これは、私がラジオ局で働いていた時の師匠が教えてくれた魔法の早口言葉です。
冒頭にもあったとおり、私は噛むことが多く、ニュース原稿を読む時いつも緊張していました。それを見かねた師匠が教えてくれた言葉なんです。
「この言葉を3回噛まずに言えたら、今日の原稿は噛まない。出来るまで練習するといい。」
そして、噛みながらも、練習を繰り返して3回連続で出来るようになったら…
…あら!不思議!原稿を噛まずに読めました!
そんな門外不出の魔法の早口言葉ですが、公開しますね。
「バパラママナダサダ」×3回
これはわざと口を大きく動かさないとうまく発音できない言葉を連ねたものです。
ただ、大きく声を出す必要はありません。とにかく、口や顔の筋肉を目一杯使って大きく動かすことがポイントです。
確実に言えるようになるまで徹底的に練習してみましょう!絶対できますから。
それで、後は、「自信」という「暗示」なんです。
「言えた!」という自信が口の動きを滑らかにするのです。
ぜひ、ご自身を暗示にかけて、プレゼンを成功させてください。
「バパラママナダサダ」
この魔法の言葉を知ったあなたは、噛みしらず!大丈夫です!
セットでやりたい簡単ストレッチと簡単トレーニング
魔法の言葉とセットでやりたいのは、簡単なストレッチです。やはり筋肉のこわばりが滑舌を阻害する要因になっています。特に私みたいに人前で話すたびに緊張してしまう人の場合、このストレッチはとても重要になってきますのでぜひやりましょう!
肩と首とみぞおちをほぐすストレッチ
まず肩をゆっくり回します。両肩、前に5回、後ろに5回。これを2セット。この時、肩甲骨を意識して胸を張るイメージを大切にして下さい。
次に首。左にゆっくり倒して3秒。右にゆっくり倒して3秒。前後も同様に。最後にゆっくり右回り、左回りで首を2回ずつ回します。
最後に肩甲骨を意識して胸を張った状態で、みぞおちの部分をコブシで優しくほぐして下さい。このことで、息が通りやすくなり、緊張緩和の役目も果たします。
このストレッチで顔の筋肉、口の筋肉につながる部分を柔らかくして、さらに息の通り道も緩やかにすることができます。
これでストレッチは終了です。ね!簡単でしょ?
顔と口の筋肉を柔らかくする簡単滑舌トレーニング
肩首みぞおちが柔らかくなったら、最後は顔と口のトレーニング。
これもとても簡単です。
まずは、「あ」と口をあけて、時計回りに口をドンドン広げていくトレーニングです。
3回回せば、たぶんこれ以上ないほど口が開いているはずです。
(この時、注意が必要です。特に乾燥している季節は口が切れやすいので、リップなどを塗ってから練習して下さい)
この時計回りというのがポイントです。口を開けて時計回りに広げるなんて想像しませんし、やりません。でもこのやらない動きが大切なのです。
日本語はただでさえ、口を大きくあけなくても発音できてしまう言葉です。しかし、それに甘んじてしまうとドンドン顔の筋肉は退化してしまい、表情やそれこそ滑舌にも影響してしまいます。あえて、やらない動きをして口を開けることで普段使わない筋肉も使い、滑舌に役立てるという考え方です。
これは全く声を出す必要はありません。一番良いのは、マスクの下でやると恥ずかしくないかもしれません。ただ、かなり口が大きくなるので大きめマスクでないと、絶対にはみ出ます(笑)
次にやるのが、「いえあおう」
こちらも声を出さずで結構です。ただし、これ以上動かないというくらい、顔の筋肉を使って、ゆっくりと「い、え、あ、お、う」とやりましょう。これを3回。
以上が簡単滑舌トレーニングです。
あいうえお。すべての五十音はこの母音が元となっています。
ですので、この「あいうえお」をどれだけはっきりと大きく口を開けて発声出来るかで、声の出し方も違ってきますし、滑舌にも大きな影響を与えます。
固まった筋肉をほぐし、出来る限り、顔と口の筋肉を動かす。これが滑舌を良くする一番の方法です。ぜひ、やってみてください。
大事なプレゼンの日に鼻がつまった!「鼻声」を改善する方法
鼻声になってしまうことってありますよね。私も毎日らジオで生番組をやっていた時があったので、あの時はとても大変でした。
私はそもそも鼻炎持ちなので、鼻がつまるんです。そこで編み出した方法がコレです。
『息を当てる場所を変える。』
この動画は私のYouTubeチャンネルで紹介している動画です。
鼻声というのは、先天的に軟口蓋が下がっている方がなりやすいなど原因があるのですが、そうでない場合(急な風邪など)は、この方法で乗り切りましょう。
まず、声の響く場所を探してみて下さい。
「あー」と声を出しながら、喉仏が一番震える響くポイントを探します。
この時、鼻をつまみながらやるといいかもしれません。特に意識しなかったら、確実に鼻声になるかと思います。そうではなく、息を違う場所に当てるイメージで、声が鼻ではなく、口の中で響く場所を探すのです。
ただし、「なにぬねの」のナ行ばかりは、軟口蓋を使って発声するので、必ず、鼻声になってしまいます。なので、なるべくナ行は、言葉をチョイスしないこと。そして、ナ行を話す時はなるべく息を使わず、腹式呼吸で発声するようにしてみてください。
この響く声をだす場合、腹式呼吸が必須になります。この腹式呼吸に関しては、またメルマガで詳しくお伝えしたいと思います。
しかし、長時間話す場合、腹筋を使いまくるのでかなり訓練は必要となりますが、短いスピーチやプレゼンであれば、そこまで聴衆に鼻声を気にさせることなく話すことが出来るでしょう。ぜひ、あなたの声の響くポイント見つけてみてくださいね。
声がこもる!ボソボソ声になっている場合の改善方法
「ん?君の声は聞き取りにくいね」
「もっとハキハキしゃべったらどうだ」
なんて言われたらショックですよね…でも大丈夫。
これも本来はどの部分のクセが影響しているのか、検証してみる必要があるのですが、簡単にできる改善方法をお伝えします。
①「イエ」体操
顔の筋肉をつかってこれでもか!というほど…
「イーーーーーーー」と10秒間、今度は、しっかりと発声してみましょう。
次にこれも顔の筋肉を目一杯つかって…
「エーーーーーーー」と10秒間、同じく発声してみましょう。
最後にイエ、イエ、イエ、イエ、イエ、イエ…
ハッキリとくっきりと顔の筋肉、顎の筋肉をつかって10回唱えましょう。
「イー」と「エー」は、舌が奥のほうで固定された発音です。そうなると、発声、声の息の使い方が大切になってきます。発声する時に、はっきりと「イー」「エー」と出ているかチェックしてみましょう。そのためには腹式呼吸を使ってお腹から息を出す必要があります。練習して響く「イー」「エー」を出せるようにしてください。
②「ラダレデロド」体操
今まで練習されてきた方は、声の出し方は、舌の使い方も重要であるということは、なんとなくご理解頂けていると思います。
そこで、一番、舌の動きを使うであろう「ラ行」と「ダ行」を訓練する方法です。
「ラダレデロド」×3回。
これは、大学時代、演劇の発声練習で学んだ言葉。魔法のように3回唱えて下さい。
うまく言えるようになったら、次に…
「ラダレデロド、ダラデレドロ」×3回。
唱えている瞬間も口を大きく開けて発声することを忘れずに。これも明瞭に3回言えるようになったら完成です。
このイエ体操とラダレデロド体操で声はだいぶ通りやすい口の形になっているので、声がこもると言われたことのある人は、ぜひ、練習して、克服してみてください。
結局、相手にしっかり言葉を伝えるには滑舌が大切!
最初は「想い」が伝われば良いと言いましたが、やはり言葉に重みをもたせるには、しっかりとした発声練習、滑舌練習が必要になってきます。
ただ、あまりそこをプレッシャーに感じるのではなく、あくまでもトレーニング、ウォーミングアップとしてこの作業を行えば、緊張感も緩和されますし、良いことばかりです。すぐできる滑舌トレーニングばかり紹介したので、空いた時間にぜひ挑戦してみてください。
そして、プレゼンをする前は表情豊かに、口を大きくあけて、楽しく、言葉に想いを込めて、情熱的に語ってください!
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