私はプレゼンテーションを商工会で学んだ

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  • プレゼンプロデューサーの東 大悟(ひがし だいご)です。

目次

アメリカでは3歳からプレゼンを学ぶ?

日本では、2010年を過ぎたあたりから、大学や高校などでプレゼンに取り組むケースが増えてきたように思います。実際に私が学生の頃は、全くありませんでした。

 

今、私が高校生(大阪府立三国丘高等学校や神戸学院大学附属高等学校など)や大学生(関西学院大学など)対象にプレゼンテーションの講義をさせてもらっていますが、その度に、今の学生の環境は本当に良いなぁと思います。社会人になったら、誰もプレゼンの指導をしてくれる上司なんていないですから。

 

ところで、アメリカでは、プリスクール(日本で言う幼稚園みたいな場所)で、小学校に入る前から「SHOW and TELL」というプレゼンの練習の場があります。

例えば、自分のお気に入りのおもちゃをプリスクールに持っていって、皆の前でそのおもちゃを見せながら、紹介、説明をするんですね。「これは僕の大好きなトーマスのおもちゃです。僕はいつもこれで遊んでいます。まるで自分の弟のようです。なぜなら、いつも私の顔を見て笑顔でいるからです。」という感じ。しかも、参観日やお遊戯会で披露するとかではなく、通常カリキュラム化しているそうなんです。ここが日本とアメリカの情報発信力の大きな違いなのかもしれません。

 

 

プレゼンテーションの大切さを商工会で学んだ

私は、そもそもラジオ局でアナウンサーやリポーター、番組の構成作家をしていたので、人前で話をするのが得意…と思われがちですが、全く違います。人前で話すことは、めちゃめちゃ緊張しますし、今でも約3000人の前で「総合司会」をした第17回商工会青年部全国大会兵庫大会のことを思い出すだけで吐き気がします(笑)

 

 

そんな私が「プレゼンプロデューサー」として目覚めるきっかけは、とある商工会の勉強会でした。突然、講師だった商工会の専門家の先生に指名されます。

 

「経営していく上で、伝える力というのはとても大切です。実はこの会場に、起業したばかりですが、元ラジオアナウンサーで番組の構成などをやっていた東さんという人がいます。きっと今後、皆さんのお手伝いをしてくれる人だと思うので、一言自己紹介をお願いします。」

 

正直、私はパニックです。受講する側で行ったのに、いきなり指名??何を話す?どうする?とりあえず、いい声で返事しました(笑)

 

その後は…もう、目を覆いたくなるような下手くそな自己紹介でした。しかも、滑舌良く、いい声で(笑)

その時、私は誓ったんです。自分のこと、もっとしっかりと紹介できるようになろう。起業したのだから、もっともっと突き詰めて、自分の強みを一言で伝えられるようになろう。

 

 

商工会青年部全国大会「商人ネットワーク」が世界を変えた

その後、私は「伝える」とは?について真剣に考える機会が増えました。そこから、今まで私が経験してきたアナウンサーの仕事や番組構成作家の仕事、ディレクターの仕事、コピーライターの仕事などを詳しく自分なりに分析しながら、プレゼンテーションはどうすべきか?を追求する日々でした。

 

おかげさまで、起業してすぐのベンチャー企業プレゼン大会では数々の賞を受賞することができました。そして、私の運命を大きく変えたのが第15回商工会青年部全国大会埼玉大会。

 

たった5分間の事業プレゼンテーション「商人ネットワーク」。全国大会2日目に開催され、全国から約10社ほどが集まり、自社のプレゼンを行うことが出来ます。

 

当時、私は、本業の事業に行き詰まっていて、売上も上がらず、正直、ギリギリのところまで来ていました。そこでこの話を頂いたので、大げさではなく、本気で、命をかけて、このプレゼンに取り組みました。

 

ちなみに、私がチャレンジした商人ネットワークの動画はコチラ(解説付きです)

 

そこで、何が起きたか。

 

大会2日目は、だいたい二日酔いの人たちばかり。会場に来たけど、寝ている人も多い。「何が楽しくて人の仕事の話を聞かないといけないんだ」とふんぞり返っている人たちも多い。そんな空気の中、発表者の私が感じるほどの一体感、拍手喝采、笑い声が響き渡りました。

 

そして、その後はブースの前に200人ほどの青年部の方々が並び、名刺交換に来てくれたんです!

 

本業である記念日演出の商品も売れ、何より「プレゼンセミナーやってください」という依頼がたくさん来ました。そこから、私は「プレゼンプロデューサー」として、プレゼンの仕事が新しい事業の柱になったのです。

 

 

商工会こそ、プレゼンの場

私は、その仕事が軌道に乗り、商工会の専門家としてアドバイスすることが多くなりました。その時にいつも思うのが、自分の事業をまずしっかりと「伝える努力」をしていない人がとても多いということ。

 

今まではなんとなく今までのつながりで仕事があったのかもしれない、地元の付き合いを通して、お仕事を頂いているのかもしれませんが、これからAIやロボットが様々な仕事を人間の代わりにできるようになっていく世界が訪れ、大企業は広告や宣伝でお客様をどんどん獲得していく時代…20年後、今の仕事、続けている自信ありますか??

だからこそ、私達は自分たちの仕事の強みをしっかりと把握し、それを人に伝えられる力を身に着けなければならないのです。中小企業の数は99%を占めます。その中小企業のためにたくさんが予算あります。そして補助金や助成金をいただくためにも、自分の強み、自分のしたいこと、お客様のメリットをしっかりと伝えることが出来なければダメなわけです。まさに商工会は、アメリカでいう「SHOW and TELL」が出来る場所。

 

アメリカのように小学校に入る前から、プレゼンの場が日本でも増えていくかもしれません。しかし、私達はもう過去に戻れません。だとしたら、今から何を学ぶのか。

「伝える力」にどれだけ真剣に向かい合うかです。

 

まずは自分に向かい合う。そして、それがどうお客様にメリットを与えるのかを考える。それを一緒に考えてくれるのも商工会です。私は商工会を通して、色々な専門家の先生に、自分の事業を見つめ直すチャンスやアドバイスをたくさんいただきました。ぜひ、自分のビジネスを再確認するためにも商工会に足を運んでみてはどうでしょう。

 

 

商工会青年部の「伝える」最高峰が「主張発表」

またの機会にじっくりとお伝えしようと思いますが、商工会青年部には「主張発表大会」というのがあります。それは、自分が青年部に入って取り組んだ地域活動や経営において学べたこと、成長したことなどを10分間で語る大会です。

 

全国大会では約3000人の前で発表することになります。この大会に向けて、少なくとも2大会以上【県大会、ブロック大会(九州、中国・四国、近畿、中部、関東、北海道・東北】を勝ち進めないと全国大会で発表出来ません。多いところは、支部大会、地区大会も含めた、合計4大会勝ち抜かないと全国へ行けないのです。そして、そこに集った発表者は、ツワモノばかり。正直、アナウンサーや俳優顔負けの表現力、そして、番組構成作家顔負けの物語の作り方…。何より青年部にかける「想い」がハンパない。強い意志、そして、戦ってきた仲間たちの想いも詰まった発表になっています。

 

今まで商工会青年部全国大会19年の歴史の中で、主張発表に取り組んで全国大会に進まれた方がいらっしゃる地域は、その方が物語の作り方や表現方法などを指南してくれるでしょう。しかし、そうでない地域もあるでしょうし、そもそも、その物語の作り方が論理的で、情熱的で、青年部主張発表の採点基準に沿っているかを詳しくチェックできる人はなかなかいないと思います。

 

それをチェックできる数少ない人間が「プレゼンプロデューサー」です(笑)

 

私も地区大会を勝ち抜き、県大会へチャレンジしましたが、夢、叶いませんでした。採点の詳しい結果は私は知りませんが、審査委員長の総評だと「うますぎたから」という、到底納得できるものではありませんでしたが、私は全身全霊、すべてをかけてやってきたので、悔いはありません(いや、まだどこかに熱い想いはありますが…)

 

私の主張発表動画はコチラです。

 

この動画をご覧になって「響いた」「良かった」と思ってくださった方、ありがとうございます。

しかし、これくらいの発表なら、絶対に出来るようになります。私は、そもそも内容が地域貢献でもないし、自分の体験談が主になっているので、審査員に「内容」がはまらなかったら、勝ち抜くのは無理だろうと思っていましたから。(青年部に入って何が変わったか、どんなふうに成長出来たのかがあり、想いがそこにしっかりあれば、本当は問題ないのですが…)

 

もし、あなたが商工会青年部員で、あなたに伝えたい気持ち、想い、取り組んだ経験があれば、ぜひ、主張発表に参加してみませんか?周りに、構成を考えてくれる人がいなければ、一緒に考えます。ただし、ここまで発表できるようになるには、相当量の練習は絶対に必要です。前述しましたが、4大会を乗り越えるほどの発表は、正直、血もにじむほどの練習量でしょう。数日の練習で勝ち抜けるような甘い話ではありません。

 

さきほどから紹介している「SHOW and TELL」は、どちらかというと、事前の準備(話す内容を決める)よりも、ちゃんと言葉にして、声にして練習することの大切さを説いています。その発声の方法、声が響く方法、声が疲れない方法なども合わせてアドバイスさせていただきます!

 

 

商工会の指導員さんの職員経営事例発表会も!

まずは、商工会においでよ!とも言いましたが、商工会自体がまだまだPR不足です。私の住む川西市はどちらかと言うとベッドタウンで有名なため、商工会の存在価値が他よりももっと薄い感じがします。実際に私が商工会の広報委員会に所属している際、最近入会した委員会メンバーに「入会する前、商工会って何するところか知ってましたか?」と質問すると「検定試験の場所というイメージしかないです」というなんとも虚しい回答が(笑)

 

それくらい「商工会」の存在価値が今、目減りしている状態だということなのです。

だからこそ、「商工会ではこんな支援をしたことによって中小企業が大きく業務改善した!」とか「商工会の事業に参加してくれたことで起業した方が全国に活動の販路開拓が出来た!」などの紹介をもっと積極的にすべきだと思うのです。

 

そのような事例を紹介し合う「職員経営事例発表」というのがあります。パワーポイントなどを利用しての大会も開かれ、審査基準もあり、しっかりとした大会です。

 

なのに!!なかなか練習されていないケースが多いと聞きます。実際に聞いた話だと、制限時間を5分もオーバーしてしまったとか…。パワポの資料は出来たけど話す内容が全く決まっていなかったとか…。本気で事例を紹介したいのかな?と心配になるほど(笑)

 

ある意味、この経営事例発表というのは、商工会を全く知らない人に伝えるには絶好のPR要素ですよね。だからこそ、商工会の職員の方々もしっかりと「伝える力」を学ぶ時がきていると私は考えています。

このように、私達の中小零細企業の強い味方で身近にある商工会は、プレゼンを実践場所のある宝庫なんです。でもそれは、自ら進んで取り組む姿勢を示さなければ、誰も協力はしてくれません。まずは「想いを伝えたい」という強い意志。そして「売上につなげたい」「集客したい」という思い。その結果、「お客様が幸せ」になるという願い。すべてを詰め込んだ「伝える力」を磨きましょう。

 

さぁ、よくわかった人も、そうでない人も(笑)とりあえず、商工会に相談してみましょう!きっと、あなたの事業をしっかりと見つめ直して、それを誰かにしっかりと伝える機会が見えてくるはずです。

 

そんな時は専門家へ!セミナーでも、個別指導でもお任せください。時間をしっかりかけて、一生分の「伝え方」のスキルを伝授します。

 

商工会青年部向けのプレゼンテーションの研修、指導、SNS活用セミナー、YouTubeセミナーなどのご依頼が有りましたら、こちらからご連絡ください。

 

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