プレゼン資料や社内資料、研修用資料を作成、指導、アドバイスする際にとても気をつけていることがあります。
それは「著作権」。
「いやいや…社内の仲間内だし、クローズドで行うものだし、ちょっとだけだから、問題ないでしょう」…という方、危険です!
私は弁護士でも何でも無いですが、実際にありえる危険性、私が支援した中で実際にあった話などに基づいてお伝えします。

アニメ、漫画、ゲームのキャラクターや有名人の写真などについて
特にプレゼンテーションなどで重要なことの一つに「まず聴き手の感心を引くこと」というのがあります。
旬の芸能人の写真をサイトから引っ張ってきて、資料内で使用して興味を引く…
世の中の印象に残っている有名な漫画の1コマを引っ張ってきて興味を引く…
やったことがある人、多いかもしれません。
これ、完全アウトです!(学校機関など、特別な場合を除いては…微妙なのでご自身で調べてください)
そもそも、他のサイトから勝手に引っ張ってくること自体がそのサイト運営者からすれば、ふざけるなということにもなりますし、写真を撮影した人、撮影された肖像権、さまざまな許可を得る必要があるため、ものすごく大変な作業が本来は必要なのです。
最近、テレビでも、芸能人を紹介する時に「写真」ではなく「絵」になっているを見たことないですか?
あれは、正式なところからテレビ局が写真を買うとめちゃくちゃ高いので、イラストを誰かに書いてもらって掲載した方が圧倒的に安いから、最近そうしている所が多いんですね。
本来は、それくらいシビアな問題で、そもそも勝手にどこかのサイトから引っ張ってきた画像を使うって事自体、NGなのです。
会社説明の資料に芸能人が…

これは私が支援で伺った会社さんであった話。企業説明会で使用している資料に…芸能人の写真を勝手に使いまくり、しかもその芸能人の声までつけてPowerPointの中で面白おかしく作っている所がありました。
面白いんです。その会社説明を聴いた人は面白かったでしょう、きっと。
ですが、私はちゃんと注意しました。これは著作権違反です。色々と問題があります。と。
でも、その社長さんはおっしゃるんです。
「いや、でもウチのブースの見学に来た方、数人に使う分には問題ないでしょう?」
…さぁ、あなたはどう思いますか?
私は、こう答えました。
法律では「公衆」=(不特定少数・不特定多数・特定多数・特定かつ多数)でなければ使用しても大丈夫とありますが…
説明会は不特定少数に、その都度行うものですよね?だからアウトです。
また、例えば、その様子を、傍から見ていた関係ない人が「面白い」と思って、スクリーンに写っていた(資料に無断で使われていた)芸能人の写真を悪気なく撮影して、SNSにアップしたら…どうでしょう?
さらに不特定多数の目に触れることになります。さらに
そのリプライで誰かが「この会社、著作権違反じゃない?」なんて書き込まれた日にゃ…
会社の信用も落としかねません。そんなリスクを犯してまでも使いますか?
社長の答えは「やめときます…」でした。あなたもそうだと思います。
イラストだったら、問題ない?

実は、これもNGです。
さきほど、芸能人の写真をイラストにしているって話をしたので勘違いされた方もいたかもしれません。注意が必要です。
世の中、絵が上手な人はたくさんいらっしゃいますよね。
例えば、尾田先生の大人気漫画「ONE PIECE」のキャラクターを自在に描ける人が社内にいたとします。
ルフィのキャラクターを使って「俺はリーダーになる!」みたいなセリフと共に、リーダーシップ向け漫画を自作で描き、それを社内報などに記載して、配布したらどうなるでしょうか。
これも厳密にはアウトなんです。
その絵のうまい社員が、一人で絵を書いて、楽しむ。友人に見せて楽しむ…という範囲では問題ありません。
しかし、これがなんらかの意図をもって、多くの社員に配布された場合。これは一気にグレーゾーンになります。
いやいや、尾田先生はそんな事で怒らないでしょうし、小さい会社の社内報くらいで、問題にならないでしょう。
はい、怒らないかもしれないですし、問題にならないかもしれない。でも、著作権の怖いところは、このSNSの世界で、一気に悪い方向で拡散される可能性があるというところです。
例えば、その会社に遺恨があって辞めた社員がその事を知って、その社内報を手に入れて、SNSで「この会社、著作権大丈夫か?勝手にルフィの言葉変えてとか、問題ありすぎでしょ」と拡散したとする。それに同調する人も出てきて、広がってしまったとしたら…。
恐ろしくないですか?
私は商工会青年部で「商人ネットワーク」(商人ネットワーク/商工会青年部プレゼンのスゴいところ)という5分間のプレゼン大会の支援をする機会があります。その中で良くあるのが、この漫画の1コマを使うというモノ。しっかりと注意します(笑)
「良いじゃないですか!そんな細かいこと言わず!」と食い下がる人もいるので(笑)
「万が一、このシーンだけが写真でSNSでアップされて…「青年部という組織は著作権違反する団体だ」と書き込まれたらどうします?」
あなたの軽い考えが組織全体の価値を下げてしまう可能性がある!と考えてみましょう。
社内プレゼン資料、研修資料、クローズドで行う際の「写真、イラスト」の著作権まとめ

悪いことは言いません。有名な芸能人、漫画、ゲーム、イラストの使用は、絶対にやめたほうがよいです。
「聴き手が楽しむ、喜ぶ、注目してくれる、そのために、私は法を犯すのでーす!」
どこかのCMで聴いたことがありますが…「捕まるよ、マジで」…と、捕まることはなくても、その会社、その団体が社会的にどうなのか?と信用問題になってしまうことを考えれば、止めておいたほうが賢明な判断です。
聴き手のイメージが膨らむ、聴き手を引きつけるような写真を使いたい場合は…
では、写真を利用したい場合、どうすればよいのか?という話ですが、たくさんのフリーでダウンロード出来るサイトはあります。
使い方のルール・規約(例えば、看板などに使うのはNGとか、アダルト関連で使うのはNGとか)はありますが、社内資料、セミナー資料、研修資料、プレゼンテーション資料で使う分には、安心して利用できます。
・愛用!フリー画像ダウンロードサイト(無償)
pixabay(イメージ画像系が豊富)
https://pixabay.com/ja/
ぱくたそ(表情豊かな人物系が豊富)
https://www.pakutaso.com/
・愛用!フリー画像ダウンロードサイト(有償)
shutterstock(1ヶ月10枚の素材がダウンロードできる/月3,500円)
https://www.shutterstock.com/ja/
写真AC(イラストやシルエットなどもダウンロードし放題/年間3908円)
https://www.photo-ac.com
「芸能人の写真とか有名なゲームなどを使えないんじゃ、惹きつけられないじゃないか!」というあなた。本当にそうでしょうか。有名人や有名キャラの写真やイラストを使わなくても、きっと他の誰にも、他のどこにも負けない、聴き手の心に響く伝え方はあるはずです。私で良ければ、お手伝いしますので、ぜひお声がけくださいね。
プレゼンテーション資料や研修などで使うBGM、効果音の著作権について。

私はラジオ局の出身なので、この音楽(BGM)の著作権については、写真よりも気になりますし、気をつけています。
それでも、私は弁護士ではないので、法律の詳細は分かりませんが、アウトなのか、セーフなのかの答えは知っていますので、お話していきます。
まず、大前提として。
著名な曲などの音楽著作権には財産権、著作者人格権、原盤権があります。これらを申請してクリアすれば利用しても良いのですが、もちろんお金がかかりますし、申請はなかなか手間です。
さて、どれだけの人がそこまで考えてやってますか?
「え?別にセミナーの開始前に流す分は別に問題ないでしょ?」
問題があります。完全にアウトです。
なぜなら、セミナー自体がほとんどの場合、何かしらの営利目的だからです。講師に料金が発生する、そのセミナー自体が販促の役目がある、参加者から参加料を少しでも徴収する…もし、曲を使う場合は、きちんとJASRACなどに申請をしてその使用する曲に対して、使用料を払う必要があれば、払わなければなりません。
え?でも社内のミーティングとかだったら?
実は、これも問題があります。アウトです。
会社自体が「営利目的」で存在しているからです。非営利団体だったら?…ここから先は私の知識では追いつきませんので、知り合いの弁護士さんに聴いてください(汗)
このように有名な音楽を使うことに関しても厳密に著作権法という中で決められています。
私たちは、悪気なく何気なく使用していたとしても、それが、ある時、表面化してしまい、大きな問題になってしまうこともありますので、有名な曲、著名な曲は、私は使用することはおすすめしません。
BGMを使いたい場合は?
…といいつつ、場を和やかにする、注目させるなどなど、BGM・効果音の力は絶大です。
なので、私はプレゼン資料などでは、ぜひ使ってほしいと思います。
では、どうするか?そんな時は、著作権フリーの楽曲や効果音を利用しています。
・愛用!効果音ダウンロードサイト(無償)
効果音ラボ
ここで見つからない効果音はないかも…というほど充実しています。
検索もできるので、音源を見つけるのも楽です。
魔王魂
ここも豊富です。効果音ラボとこの魔王魂で効果音はほぼ事足りるはずです。
・愛用!BGMダウンロードサイト(無償)
YouTube「オーディオライブラリ」
案外、使えるのはYouTubeです。YouTubeチャンネルをもっている方は、YouTubeStudioの中に「オーディオ ライブラリ」というものがあります。
ジャンル、ムード、時間などから検索できて、「明るい曲」とか「ハッピーな曲」などをダウンロードすることができます。かなり使えます。
魔王魂
さきほど、効果音で出てきた「魔王魂」BGMも豊富です。
ノリノリな曲から、オーケストラのような曲、どちらかというとゲームに出てきそうな曲が得意なダウンロードサイトです。
・愛用!BGMダウンロードサイト(有償)
Nash Music laboratory
個人的にかなりお世話になっています。1,100円で購入できるものもあり助かります。
楽器から逆引きができたり、使い勝手は最高です。
AudioStock
ここもお世話になっています。ここがいいのは「●●っぽい曲」というような似てるけど、全く違う曲をフリーで使える点が秀逸です。
…と良いサイトを紹介していますが、全部が全部、自由に自在に使える!というわけではないものもあります。
いずれもダウンロードサイトで利用するとしても、利用規約を細部までしっかり確認して音楽を使用する癖をつけてくださいね。
まとめ
このように写真であれ、音楽(BGM)であれ、ありふれているだけに、ちょっと軽い気持ちで使ってしまいがちなのですが…実はそれが「違法」であるかもしれない!ということを知っていないといけません。
個人で、プライベートで…でも注意が必要ですが、私のようにプレゼン資料や研修資料を仕事として作る人は絶対に守らなければなりません。
SNSで「これって、著作権違反じゃね?大丈夫?この会社(団体)」って呟かれたら…あなた一人の軽い考えで、多くの人に迷惑をかけてしまうかもしれなくなるってこと、肝に銘じましょう!
ひえ〜!じゃあ、どんなプレゼン資料にしよう…合同説明会の資料にしよう…悩まれているのであれば、ぜひプロにお任せください。
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